隨泉寺とは
人と人、人と地域、人と故人を繋ぐ場として
隨泉寺(ずいせんじ)は兵庫県朝来市にある、高野山真言宗のお寺です。
近くには天空の城と呼び名の高い竹田城跡もあり、自然豊かな地に建てられています。安土桃山時代末期に秀恵師が林垣に庵を開いたのが始まりとされていますが、江戸時代の火災でえ過去帳を焼失しており、確かではありません。それでも多くの人の手により、現代まで繋いできたこのお寺を人と人、人と地域、人と故人を繋ぐ場として、これからも守っていきたいと思っています。

隨泉寺は1600年代に庵として開かれ長い歴史を持ったお寺です。その一端をしっかりと担い、次の世代にバトンを渡していけるようにお寺を護っていきたいと思っています。どなたでもお参りいただけ、心の拠り所となるお寺にしていきたいです。
住職 佐伯光亮
寺院紹介
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本尊様薬師瑠璃光如来を中心に不動明王、弘法大師空海像がお祀りされております。隨泉寺の法要は本堂を中心に行われエアコンも完備されています。昔は本堂と言えば畳に座布団を引いて正座でしたが今は椅子に腰かける形になっており足に不安がある方でも安心してお参りいただけます。現在本堂脇に位牌室を増設する準備が進んでおりお寺にお参りの際にご先祖様にお手を合わせていただけるようになる予定です。
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隨泉寺でお祭りしている本尊は薬師瑠璃光如来像です。
ご詠歌
「にごるよの こころの みずも すまぬべし
げにやみのりの たきのやまには」
ご真言
「おんころころ せんだり まとうぎそわか」 -
隨泉寺境内にある「延命寺」(観音堂)は天平年間行基菩薩の開創と伝わっています。もとは麓にあったが江戸時代初期に隨泉寺管理下になったといわれています。
本尊は十一面観音菩薩像で但馬西国三十三箇所観音霊場第十三番札所のご本尊として祀られている。令和5年の4月下旬に三十三年に一度の本開帳を迎えました。 -
不動明王を本尊とし護摩行を行うお堂です。現在のお堂は平成18年に改築されたものです。壇は息災壇になっており病や災いを祈りによって静め健康で元気に過ごせるように祈祷するものです。2月の節分、11月の祖師講では皆様にもお寺にお参りいただき護摩祈祷をさせていただいております。毎月28日がお不動様の縁日になっておりますのでその際にはお勤めをしております。御祈祷事や仏様の火の力で滅したい事柄がありましたらご相談ください。
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1918年大正7年に134名の方のご寄進によりお大師山八十八ヶ所霊場として開創されました。隨泉寺の裏山をグルっと1周するようになっており軽い登山としても最適です。八十八ケ所の文字通り参詣道には八十八のお地蔵さまが祭られております。2018年平成30年には開創100年を記念して四国八十八ヶ所霊場よりお砂をいただき隨泉寺境内にてお砂ふみも行われ併せて法要もいたしました。毎年4月にはお大師山祭りとしてイベントも企画されております。